2017年10月4日

視察報告:紫波町 オガールプロジェクトについて

海外を参考にしたという市民の憩いの場、自由につかえる広場は、建物と建物のあいだに配置されている。そこには建物同士をつなぐたくさんの小道と、ちょっとした小屋やBBQのかまどがあり、土日には家族連れなどで非常ににぎわっているという。私たちが訪れた平日でも、ここにいると人の姿をたくさん見かけることができた。広場に面したカフェの前に置かれたチェアで楽しそうに会話を弾ませる姿をみて、ひとが集まれる屋外空間はただ空いているだけではなく、ほかの機能と一体となることで有効に活用されることを痛感した。

北名古屋市においては都市計画公園の整備が遅れており必要とされているが、地域住民は都市計画公園の活用を具体的にどんなふうに考えているだろうか。オガールプロジェクトのように目的のある施設と自由に使える空間の中間に広場があって、自分の行動の範囲が広場にり拡大されることがイメージできる。単独での施設から、一体的な活用へ。市民にとってより大きな価値ある空間とできるかもしれない。

視察報告:盛岡市 公共施設保有の最適化と長寿命化

盛岡市のアセットマネジメントに関するウェブサイトを見ると、計画の進んできた経緯が時系列順に並び非常にわかりやすく、また途中途中で住民意見を丁寧に確認してきたことが見て取れます。平成27年度になってようやく公共施設保有最適化・長寿命化中期計画(案)を公表しますが、この時点ですでに、住民自身が行政と一体となって課題を共有してくれています。これは計画推進する行政マンにとって、大きな安心感と後押しになるのではないかと考えます。またそうやって課題を共有してくれているという安心感もあるので、この案の説明会で個別施設の統廃合といったナイーブな問題についても、相互に信頼感が醸成されていたのではないかと推察します。またこのなかで反対意見も出てきたそうですが、パブリックコメント実施ののち、中期計画(案)に対して修正を加え、中期計画と実施計画を策定したとのことでした。行政が出した案について、住民の意見によって施設の統廃合の方針に変更を加えることはまず普通には考えにくいことですが、盛岡市でそのような変更を実施したことができたのも、行政と住民との相互信頼関係ができるまで、とことん丁寧に計画を運んできたからではないでしょうか。