ごみ減量への挑戦

ごみ処理費用の削減のため、住民の参加協力を促す仕組みづくり

ゴミと循環型社会

可燃ごみ処理費1日あたり87万円のお金を灰にするのは勿体ない。

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日本のごみはリサイクルによって2000年をピークに減少しつづけてきた

日本で排出されているごみの総排出量は2000年の約5500万トンをピークに、2019年では4274万トン。ごみ総排出量は着実に減少を続けてきました。
ごみの減少は、みなさんが一生懸命に分別回収を行ってくださっているおかげです。容器包装リサイクル法(容器包装に係る分別収集及び再商品化の促進等に関する法律)に基づいて、ガラス瓶、ペットボトル、プラスチック製容器包装、紙製容器包装等が全国市町村で回収されるようになった成果です。

ときおり分別に困ったり、勿体ないと思いながらも不燃ごみになっているプラスチック類についても、日本国内のプラスチック利用製品ライフサイクル全体で資源循環の取り組みを促進する「プラスチックに係る資源循環の促進等に関する法律」が2021年6月4日に可決したことを受けてリサイクルと抑制(コンビニのスプーン有料化など)が進むことでしょう。

in Case of Kitanagoya

北名古屋市のゴミ処理経費

上の図は令和3年3月と11月に北名古屋市の環境課職員が実施した可燃ごみの組成分析結果です。ゴミ総重量はほぼ同一のデータであるということですから、生ごみ類の重量がかなりの比重を占めていることがわかります。また雑誌雑紙、古布などリサイクル可能なゴミもかなりの重量が混ざっていることがわかります。

ゴミ処理経費は約3.2億円。この内訳は焼却や破砕に要した費用で、収集経費や人件費などは含んでいません。令和3年3月に北名古屋市環境課が実施したごみ組成調査から試算すると、可燃ごみと不燃ごみで約1億2300万円を削減できる可能性があることがわかっています。

またこのゴミ処理経費から計算すると1日あたり87万円を可燃ごみを処分するために灰にしています。そんな大金を灰にするのはいかにも勿体ないではありませんか。住民のみなさんにご協力いただいてゴミ重量を減量できれば、増税の必要もなく市の財源が確保できるのです。老若男女関係なく取り組める「市民の協力によるごみの削減」に取り組んでいただけないでしょうか。

ごみの組成からみて効果が高いのは段ボールコンポストなどを利用した生ごみのリサイクルです。この4月からセルプしかつで段ボールコンポストのキットを販売しはじめました。ホームセンターなどで購入することも可能です。また比嘉農園さんがコンポストでできた堆肥を引き取ってくださるサービスも始めました。ぜひご活用いただければと思います。

また誰にでもやりやすいのは紙ごみや古布などの分別とリサイクル。こうした取り組みを住民のみなさまに行っていただけると行政コストの大きな削減効果が期待されます。「混ぜればごみ、分ければ資源!」と市役所の環境課職員がこの1年間、必死になって広報誌をつかってPRをしてきました。ぜひこちらの記事を読んでいただいた皆様にはゴミ処理の分別にご協力お願いします。

誰でもやりやすいゴミ重量の削減

プラスチック類について

桂川将典後援会を主体として行っている、ごみ拾いウォーキング RED PENGUINSのサイトから情報発信しています。海洋ごみ、ごみの海外取引を規制するバーゼル条約なども調べて記事にしておりますのでご興味あればご参照ください。

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