ようやく、ようやくですが議会改革が半歩前進しました。
議会傍聴者のかたの為の資料閲覧について、この6月定例会から議員配布の会議資料(議会事務局)を閲覧・複写できるようになりました。
また議案書については議会開催告示後、1Fの情報コーナーに設置されることになりました。
ただし、閲覧用の資料については会場への持ち込みを禁止されており、その複製物については、2012年5月7日開催の議会運営委員会にて、持ち込みの可否が議論となりました。
閲覧用のものについては閲覧用の共用なので持ち込みを禁止する、と明記されましたが、複製物の持ち込みを妨げることはできない、この点については明文化されないというところで落ち着いたようです。
賛否あった点については、基本的な民主主義と情報公開に対する態度および理解の問題と捉えました。
実際の運営に問題となりそうな点、つまり会議中のヤジや騒音についてはすでに議長が退席を求めることができる、と規定されており、その他に一体何を規制せねばならんのか非常に理解に苦しみます。
議会制民主主義は、情報公開に基づく議員の信任によって成り立つものであります。
権威主義者が情報を隠匿・統制することは、自分たちに都合よく物事を進めようとするものであり、絶対に許されるものではありません。
市民のかたに情報公開をしたら、突き上げを喰らうことになると不安がる議員。しかし市民からの真摯な要求がなされること、それは健全な民主主義であるのです。それが怖いならちゃんと勉強すればいい。
議場も議事進行の表示がデジタル化されました。今後の議会インターネット中継に向けて、議会事務局の活躍に期待を寄せています。
コメント