名古屋駅太閤通口まちづくり協議会の発足が、本日の中日新聞県内版の記事になっていました。
名古屋駅太閤通口には風俗店が並び、女性や家族連れが近づけない雰囲気があります。
この街を何とかしよう。
協議会はそのような思いをもって集まった人々が、じっと耐えながら形作ってきたものです。
記事にあげられたように、学園の街、アジアの街、そしてアニメやコスプレの若者文化の街、などへイメージの転換を図っています。
まちづくりは、その構想を掲げたこれからが正念場。
イメージの実現に向けたまちづくりを進めていくには、地域内のステークホルダーの合意が必要です。
これからがまた難しいところ。
良いことだ、と思って始めると、そんなことはしてくれなくていい、という人もでてきます。
ややこしいから関わりたくない、なんでそんな事始めてくれたんだ?という人もいます。
感情的な反対を乗り越えていくには、手間も時間もかかります。
でも、そこで諦めずに、しつこく継続することが要諦であるのです。
本当は解決しなければならない課題があるのだから、問題に面と向かわねばならないのです。
立ち向かうことをあきらめたら、そこでお終いです。
北名古屋市においても、徳重・名古屋芸大駅周辺のまちづくりについて、いよいよ本格的に議論の場づくりに向けて、議会の内部にも動きができてきました。
北名古屋市内には、すでに大きな参考となる事例があります。
西春駅周辺土地区画整理事業です。
事業進捗率は9割をこえ、数年内には完了の見込みでいます。
わたしとしては、この西春駅周辺の土地区画整理事業の反省を得ずして、徳重・名古屋芸大駅周辺まちづくりの事業化を決定することは許せません。
西春駅周辺の土地区画整理事業について、広く市民を巻き込んだ意見調査をするべきです。
また、これまでにはすでに、徳重・名古屋芸大駅周辺の地域住民を中心に行政が主導となって検討会・研究会を発足させ、イメージづくりを進めてきました。
しかしそこの場は「市民参加の研究会」という綺麗事です。
裏側には「これがあったらいいなぁ」という絵空事を描くよう、行政によって意見誘導されています。
事実、ここで纏められた報告には「あったら良いと思うものを答えてください。」という選択肢になっています。
公園が欲しい、歩道が欲しい、賑わいが欲しい。
そりゃそうでしょう。
ですが、お金がいくら掛かるのか、ということは全く配慮していません。
制約条件無しに欲しいものをただ並べさせ、それを計画の根拠につけようとしている。
こんな無茶はありません。
徹底的に議論されるべき「何が課題であり、解決の方法、そらに要する経費は妥当か?」という、当たり前の視点が完全に抜け落ちています。
それも、意図的に、です。
それは正しい運営でしょうか。
わたしは今から1年とちょっと前に、5000枚を越えるアンケートを配布し、独自に調査させていただきました。
そこに現れたのは「歩道が危険だから、早急に何とかして貰いたい」という率直な市民の方からの声が中心でした。
なぜ目の前の問題が解決できないまま、長年に渡ってそのままにしているのか。
昨今、悲惨な交通事故が目に付く話題になっている最中です。
いつかきっと大きな事故が起きる。
取り返しのつかないことになってからでは遅いのだ、ということ。
こうした点もふくめて、今ここでされている取り組みの運営は妥当なのか。
北名古屋住民に対する説明責任を果たしていくよう、しっかりと求めて参る所存です。
いろいろ書きました。
ケータイからなので、なにぶん乱筆になっているかと思いますが、これが率直な気持ちです。
皆様からのご意見もお寄せください。
どうぞよろしくお願いします。
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