BYODと情報収集での活用

私が注目しているのはスマートフォンやタブレットのGPSの位置情報を利用した情報収集の仕組みづくりです。

例えば壊れた道路の情報を提供する「Fix My Street」というサービスがあります。SNSに写真投稿するのと同じ、たった3ステップで情報提供ができるサービスです。(1)位置情報付き写真を撮る、(2)コメントを添える、(3)投稿する。こんな簡単な方法で現場の様子がわかる情報を役所へ届けられます。

位置情報を含んだデータは大規模災害時にも活用しやすい仕組みかと思います。インフラとなる通信網が活きていることが前提となりますが、救助活動に必要な情報をリアルタイムに的確に届けられたら大きく変わると考えられます。

先日の台風19号による水害では自宅で垂直避難された方が水没しそうだとSNSに投稿していました。危機にある住民を無事救出するには、発見までの時間を短くすることです。アウトリーチ型の人海戦術による面の捜索よりも、要救助者がGPSでピンポイントに位置を知らせるプッシュ式の救援要請の仕組みのほうが早期発見には効果的です。

災害発生からある程度の時間が経過した避難所運営であればICT活用はなおさら有効でしょう。避難者数は毎日変動し、水・食料などの必要量も変化します。集計された数字の可視化や困っていることが外部に分かるようになれば、支援を受け入れる効率もよくなります。衣類が必要量以上に届けられたが実際に不足しているのは赤ちゃん用のミルクやおむつだった、というミスマッチが発生しています。

被災直後の混乱期はプッシュ型支援が効果的でしょうが、2週間も経過すると状況が大きく変わります。需要は「とりあえず必要なもの」から「落ち着いて過ごすために必要なもの」へと変化していきます。リアルタイムに相手に合せて支援するためにはICTの活用は欠かせないのです。熊本地震の際には実際にAmazonの「欲しいものリスト」を活用して必要な資機材の寄付を募った事例なども報告されています。

まだまだ技術の進展と活用はさまざまあるかと思いますが、自分自身も楽しみながらアンテナを拡げて情報収集に励んでいます。ハッカソンやアイディアソンで楽しみながら知恵を絞ってみるのは知識と視野を広げるよい機会になります。名古屋近辺ではCode for NAGOYAなどの団体が活動しています。

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