お金がなければ、まちづくりやサービスを拡充することはできません。
だからわたしは北名古屋市議になってからの8年間、将来への財源確保のための行財政改革をターゲットとして議会活動に取り組んできました。
まずは無駄遣いを徹底的になくすこと。これが一番大事なことです。
わたしの議会活動の中でもっとも印象に残っているのは、コンサルタントによって作られたベンダーロックの仕様書を右から左に流したことにより、指名競争入札が十分な執行ではなかったことを追求できたことです。
事実上、随意契約と大差ない形での結末となってしまったことを問題視してくれた職員の方々は、その後の同種の取り組みの際にはしっかりと競争原理の働くプロポーザル入札を運営し、大幅なコスト削減を達成することができました。「最小の費用で最大の効果」を実現することは、言葉で表すほど容易なことではありません。運営にあたった職員の方々の努力に敬意を表すと同時に、今度、このようなことを二度と起こさないよう、これからも厳しくチェックを働かせます。
次の世代となる子ども達に、われわれ現役世代が何を残すべきなのか。
借金だらけの市か、それとも、住み心地のよい市か。
「あれも、これも」と拡大を続けてきた経済成長の時代は終わり、行政も「あれか、どれか」を選択しなければならない時代になったのです。
市民の方々には多少の不便をお願いする選択をしなければならないこともあるでしょう。そんなときにはより一層の誠意を尽くして議論と説明をして皆さんのご理解をいただけるよう努めてまいる所存です。
財政の安定を確保すること。
これを基盤として、北名古屋市の将来像を、皆さんと一緒に考え、行動することがわたしの願いです。
コメント