家事育児のサポート

家事や育児の駆けつけ支援「子育てSOS」

子育て支援

家事や育児のストレスで爆発しない。
駆け付けサポートの安心感

Work Life Balance

育児には休みがありません

共働き世帯数の割合は年々増加し続けてきました。30年前では7割が専業主婦世帯だったのが全く逆転し、今では共働き世帯が7割になっています。しかし家事・育児の負担はまだまだ母親に偏ったままというのが世間の実感するところだと思います。平成28年社会生活基本調査を基にあいち男女共同参画財団が作成した資料によると、1日あたり家事育児時間は、母親456分に対して父親83分となっています(国の目標値は令和2年で父親150分ということです)。

example case

家事・育児だけでも手一杯。
睡眠不足に陥りやすい母親。
多子育児では育休の長期化により
母親が社会から隔離され
精神的安定が損なわれる傾向。

待機児童ゼロを堅持することはもとより、虐待防止の観点からも負担軽減を必要としている家庭への支援がスムーズにできるよう、行政支援の間口は広いほうがいいと考えられます。ファミリーサポートは基本的に予約制ですから突発事態には対処しきれないこともあります。
私自身も今まさに1歳半の育児をしている真っ最中。パパ大好きに育ってくれているのはうれしいのですが、ちょっと離れると大声で泣きはじめる。そんな愛娘を抱えたままではなかなか家事にまで手が付けられず、育児だけで手一杯になって部屋の散らかり具合がたいへんなことになっています…。近頃では選挙が近づくにつれてあれやこれやと雑用が増えていき、体力も睡眠時間を削るのももう限界。そんなギリギリ生活の最後の砦があれば万が一でも安心できます。

そんなことを思っているときにちょうど目に入ったのが、駆けつけてサポートしてくれる「子育てSOSサービス(群馬県高崎市)」という育児支援サービスです。

ドリームニュースより転載 https://www.dreamnews.jp/press/0000211805/

群馬県高崎市(市長:富岡 賢治)は、「子育てSOSサービス」の2019年4月から2019年12月までの利用状況をまとめ本日発表しました。このサービスは、子育て環境の充実を目的に全国でも類を見ないもので、電話1本で子育てや家事の経験のあるヘルパーが自宅に駆け付け、家事全般や育児を手伝うものです。

「つわりがひどかったり子育てに手いっぱいだったりで、家事をするのが難しい、誰かに話を聞いてほしい」。こうした時の利用を想定しています。開始月の昨年4月の月間利用者件数は100件強でしたが、その後、毎月増加傾向にあり、昨年末には延べ件数が1,800件を超え、支援内容も延べ3,600件を突破しました。支援内容の内訳をみると、「掃除」と「調理」の2つがそれぞれ全体の3分の1を占め、次いで「洗濯」「育児支援」「買い物」「相談支援」の順となっています。また、利用料金は1時間250円ですが、利用者全体の半数強が1時間を選択しています。

本市では、「子育てSOSサービス」に先立ち「産後ママヘルプサービス」というサービスを提供してきましたが、サポート内容をより拡充し、今回「子育てSOSサービス」を始めました。本市から委託を受けた市社会福祉協議会が実施、初回はヘルパーが2人1組で家庭を訪問します。本市は平成31年度予算編成のなかでも、子育て支援の充実を重点事業のひとつに位置付けており、併せて、人口減少、高齢化を食い止めるための移住定住促進策の要の施策として広く全国にアピールしていきたいと考えています。

attitude to risk

育児は確かに親の責務だが
支援があれば乗り切れる。
産後鬱や虐待への
潜在的リスクを早期に解消。

高崎市の広報誌によると、この子育てSOSサービスの年間予算は令和3年度当初予算額で2950万円とされていました。令和2年度決算においての質疑が議事録にありましたのでそちらで直近の情報を確認しますと、利用回数は2,669件、サービス別の提供回数は5,729件。支援件数の多い順に、掃除1,833件、こちらは全体の32%、調理1,487件、全体の26%、育児支援1,000件、17%、洗濯924件、16%、買物支援276件、5%、育児相談209件、4%となっています。また実利用者数は249人ですのでリピーターも多いようです。高崎市にもファミリーサポートがありますのでうまく併用されていらっしゃるのかもしれません。
またトラブルや課題についても質疑がされていますが、特に大きなトラブルはなく多少事業の趣旨にそぐわないサービスの提供を求められることや頻回利用者が見受けられる程度のようです。実際にこのSOSサービスによって保護者の方のストレスや問題が解決したようなことは見受けられたか?ということについては、こちらについても期待通り、ヘルパーが支援する中で児童虐待につながる可能性が見受けられたケースの関係機関への報告、また関係機関から支援を求めるようなことがあったとのことでした。

TOP
TOP