「妊婦様」「子供連れ様」から見える悪意と被害
インターネットを利用していると、いろいろと世の中に対する不満や怒りのような書き込みを目にする機会が多いですよね。そうした中でも見過ごすことができない!と妻が激怒しているのが、妊婦や子連れの母親に対する世間のひどい意見や行いについてです。こどもの泣き声がうるさい、というのはまだ理解できなくはないものの、おなかの大きな妊婦へのいやがらせ、足を引っかけるとかわざとぶつかるといった暴力行為、「妊婦様」「子連れ様」などと蔑視するような意見、等々、ちょっと探すだけでも信じられないような妊婦・子連れの方々のひどい目にあった体験が大量に見つかるような状況です。
国や県、市町村に政策的にすすめられている少子化対策施策の一環として、マタニティマークや子育て支援パスポート事業(愛知県では「はぐみんカード」)などがあるわけですが、こうした施策の意図とは真逆の効果が足をひっぱっている、という事例もあります。マークを付けるといやがらせの標的になって危険だからつけないように指導した産科がある。駅の階段で背中を突き飛ばされた。妻の友人からはマンションの自宅で子どもの声がうるさいといって玄関ドアを蹴っ飛ばしにくる近隣住民がいる、といったトンでもないケースまで簡単にみつかるような状況です。
マタニティマークや子育て支援パスポート事業の副作用の調査
妊婦や子連れに対する嫌悪の問題を何とかしないと安心できないじゃない!と、デザイナーである妻もやる気になって、データを集めたり議論をしたりと、桂川家総動員(といっても2名)でプロジェクトがスタートしました。これまでの取り組みの検証や体験談を集めておりますが、最終的には発展的な問題の解消をめざして、現在の調査活動を行っています。
とはいえ、妊娠出産未経験の夫婦ですから、具体的な事例や経験などもみなさんからお聞かせいただいている状況でして、まだまだいろんな問題が潜んでいるなぁと感じているところ。先日発行した市政クラブの会報VOICE vol.2に子育て特集の記事を書く中で家庭内での協力体制について統計的なデータなどを基にして家事労働負担などの家庭内の問題について書きましたが、地域や会社、公共の場での問題についてはまだまだここからのアプローチになります。
桂川の活動をこれまで支援してくださった皆様にも、じっくりとお話しを伺わせていただければと願っております。
初めまして。11カ月の1児の母です。
妊娠中はJR中央線、東山線に乗っていましたが(マタニティマークもカバンにつけていました)、そもそもスマホを見ている方が多く、マタニティマークをつけていること自体にも気づかれたことが無かったように思います。女性車両に乗ってもそうです。
夫に関しては、わたしが妊娠するまで、マタニティマークそのものを知らなかったようで、
単身男性の、あのマークの認知度ってどれくらいなのだろうと思います。
ただ、出産して子供を連れて電車に乗るようになってからは、ベビーカーでも移動してますし(抱っこひもの方が多いですが)、周りの方々は好意的で、見知らぬ方から声をかけていただくことも増えました。特に同じくらいの孫がいらっしゃる女性の方が多いです。
マタハラなど、ネットなどで読んでいて怖いなあと思っていましたが、確かに席を譲ってもらうとかはありませんでしたが、特別嫌な思いもしたことはありません。
けれど子連れだと、荷物も多くなり車移動をされる方が多いので、小さな子供を公共の場で見かける機会が少ない→単身の方々だと子供の性質がよくわからず、ちょっとでもうるさいとイライラ、という悪循環はあるように思います。
Mさん、コメントありがとうございます。好意的な方からの声かけはうれしいですよね。そんな風に、みんなが子供を当たり前に見守る社会を、子育てされている方々を応援する文化を北名古屋市から発信していければと思っております。