くまもと復興支援のチャリティー上映会の名古屋地域での開催に向けて

http://kumamotoeiga.com/

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熊本の復興支援として、名古屋でも映画「うつくしいひと」のチャリティー上映会を開きたいとご要請をいただきました。

わたくしの妻の織江の出身地でもある熊本市。生活の基盤を失った方々のご苦労はこの名古屋からは推し量れないものがあります。その方々の避難所での日々の暮らしぶり、そして置かれた状況を推察いたしますと、しのび難いものがあります。

わたくしも、まずは何かできることから始めよう、と幾ばくかのチャリティーをさせていただきました。またスタートアップウィークエンド名古屋では織江が中心となって皆様に寄付の呼びかけをさせていただきました。その他にもいくつか支援のお声がけをさせていただきました。快くご協力くださった皆様、本当にありがとうございます。

全国から被災直後には数多くの支援の手が届けられました。幸いにして影響を受けなかった地域では日常の落ち着きを取り戻しているものの、大きな被害を受けられた地域において、復興はまだまだこれから始まったばかり。被災された方々はこれから長い道のりをかけて、日常の光景を取り返していくことになります。

しかしながら熊本の象徴であるあの美しかった熊本城がぼろぼろになってしまっている有様をみると、焼失した名古屋城を再建しようと戦後に粉骨砕身の努力をなさった名古屋の大先輩のかたがたの気持ちがよく解ります。日常の暮らしを取り戻すこと。そのことを想像したとき、個人や被災した地の自治体単独でできることはたいへん限られます。日本中からの継続的な支援が必要とされているのです。北名古屋市においても、熊本震災への寄付とそして人的支援の取り組みがなされています。

またわたしはひとりの議員として、このたびの熊本震災という大きな災害で北名古屋市のさまざまな課題が見えてきました。万一のときに個々人が無傷で生き残るにはどうするべきか。地域社会は組織的活動が的確にそして迅速に行えるか。行政はそのときどれだけの人的資源を確保でき、いかに活動するべきなのか。

あげればキリがありませんが、今の体制ではかなり混乱を生じるだろうと思われます。膨大な住民と行政の間をうまく取り持つことが自治会・町内会に期待されていますが、地域社会の希薄化が指摘されている現状が土台ですから、これがちゃんと機能するように変えていかねばなりません。

わたくしがここで感じたのは、住民同士での助け合いのありがたみを知ることが重要なのではないか、ということです。被災地の復興への協力が未来の熊本を助けるだけでなく、自分自身が被災したときにご近所のかたと助け合うことができるかどうか、いま一度、想像する良い機会になるということです。

名古屋でのチャリティー上映会開催をきっかけに、考える機会になればとの想いもあり、企画への協力を承諾いたしました。

つきましてはfacebookで普段からお付き合いのある皆様に、たいへん申し訳ないのですがいろいろとご協力をお願いさせていただくことがあろうかと思います。ご無理を申し上げることもあろうかと思いますが、どうかご理解とご協力をよろしくお願いいたします。

具体的なことはまだこれからですが、被災から復興への長い過程を支えていくのは、ほかでもない、私たち自身なのだということを最後に申し添えさせていただきます。

桂川将典

以下、くまもと映画のサイトより転載ーーー

皆さまへ
皆さまのご要望にお応えし、期間限定で実施しておりましたくまもと映画『うつくしいひと』の無料配信を4月22日(金)をもって終了させていただきました。
今、私たちに何ができるかを考え、今後は、この映画をチャリティを目的とした有料配信で皆さまにお届けし、その収益を熊本の復興支援に充てていければと思っております。
少しでも早く皆さまからのご支援を熊本の復興へと繋いでいけるよう、準備を進めてまいります。
詳細が決まり次第、改めてご案内させていただきますので、皆さまのご理解とご協力のほど、何卒よろしくお願い申し上げます。

2016年4月23日
くまもと映画製作実行委員会

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以下、yahooより抜粋し転載(日刊スポーツ)ーーー

熊本出身の高良健吾(28)橋本愛(20)行定勲監督(47)らが25日、都内で、同県を舞台にした短編映画「うつくしいひと」のチャリティー上映会に出席した。上映会後、募金箱を持ち、250人の観客に募金を呼びかけた。

高良、行定監督は被災地で支援活動も行った。17日の朝に博多入りし、熊本へ移動した高良は、給水活動と炊き出しをした。「今回だけで終わりと思っていない」と、今後の支援活動の継続も誓った。

一方で、阿蘇大橋も崩落した姿には「街へ行くときには、みんなが通る橋。あそこがああいう形で崩れるとは…」と絶句していた。

県のシンボル熊本城も、瓦屋根や石垣が崩れるなど被害を受け、再建まで20年かかるとも言われている。15日に現地入りし、16日の本震も体験した行定監督は、「あるおばあさんが、『生きているうちはもう熊本城を見られんけん、映画を作ってくれてありがとう』と言ってくれた。その言葉が忘れられない」と声を詰まらせた。

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